中学生の頃、おてんばというにはいささか男勝りすぎる女の子がいた。
男の子をグーで殴って泣かせるようなその子が、ある時、電車に生卵を投げつけているという噂が流れたことがある。

結局それは噂で事実はわからないのだけど、僕はその噂を聞いたときに、走る電車に生卵をぶつけるのは楽しそうだなと思ったことを覚えている。

10数年経って、その女の子から大きな封筒が届いた。
宛先には、古い実家の住所が書かれていて、何度かの転送処理により封筒の端がよれよれになっていた。
中には、「わたしたち、結婚しました」というメッセージ入りの結婚式の写真が入っていて、他になにも書かれていなかった。

在学中もほとんど会話を交わしたことはなく、卒業以来も会うことはおろか、連絡だって一度も取っていなかった僕に写真を送ってくる理由はさっぱりわからなかったけど、たぶん彼女にとってその結婚はとても特別なことだったんだろう。

中学の頃の面影をたっぷりと残した男っぽい花嫁が写ったその写真を眺めながら、
人はこうやって歳を重ねるのかと、不思議な気持ちになった。

連絡先が書いてあったので、あのとき卵を投げたのは君だったのかと聞いてみたかったけど、
そのうち連絡先が書かれた紙がなくなり、写真もどこかになくなってしまった。

いまでも旦那さんとケンカしたりして、ムシャクシャしたときに、電車に生卵を投げつけていたらいいなと思う。



この話しは、同僚の女の子が卵についてブログに書いていたのを読んで思い出しました。
古の技術「トラックバック」を使おうと思ったけど、使い方がわからないし、そもそもトラックバックってどういうときに使うのかわからないのでやめました。

思い出したことを書くっていうのはいいかもしれない。
老けそうだけど。

ということだけ書かれた下書きの記事があったので、公開してみます。
なにせ空前のブログ更新ブーム(なにそれ)らしいので、乗り遅れないようにしなきゃ。

寝るときに真っ暗にしたくないんです。(「闇」から強引に広げます)
松本大洋の「鉄コン筋クリート」でシロが、夜に悲しい気持ちになるのは死ぬこととか考えちゃうからかなっていうセリフがあって、それってそうかもしれないなと思うのです。
だからというわけかはわかりませんけど、ちいさくても灯りがついてるほうがいいです。(広がらなかった)

少し前の朝のこと。

駅から会社に向かう途中の歩道橋で、
何度も階段を踏み外している男性がいて、
それがもうビートたけしのコケ芸みたいにつるんつるんいくものだから、
面白くて後ろからずっとみていたんです。

そしたら、階段を上り切ったところで、
その男性が足をひょいっと上げて、スニーカーのソールを確認したんです。ちらっと。

いやいや、なんにも付いてないから!って思ったけど、
男性はソールを見て「あちゃー、これのせいだったか」みたいな表情をしていた。

そのまま男性を追い越してしまったので、なにが付いていたかは確認できなかった。
なにが付いていたんだろう…。

この前、ひさびさに100%気に入った服に出会って、とても良い気分になりました。

僕は趣味という趣味がないんだけど、
お金がかかることものでいうと、服が唯一の趣味なのかもしれない。

ただ年々気に入るものは少なくなって、
気に入っても目の玉が飛び出るほど高かったりして、服はあまり増えなくなっている。
それはそれでいいことかもしれない。

いまはこういうTシャツがほしい。

弔い酒というものをはじめて飲んだ。
わるかぁないけど、なんであんたがこの場にいないんだよ、という気分になる。

「なに俺の悪口言ってんの?w」って、
あの目が笑ってない笑顔で後ろから近づいて来るような気がしたよ。

大切に思ってるひとには会っておいた方がいいよ。
そのひとのことをふと思い出したら、
すぐに会えなくても、今度会いましょうと伝えた方がいいよ。

みんながみんな、ちゃんと死ぬわけじゃないんだから。


「哀悼のブルース」W.H.オーデン(壺齋散人訳

  時計をとめろ 電話線を切れ
  犬に骨をやって吠えるのをやめさせろ
  ピアノもドラムも黙らせろ
  棺を運び出して哀悼の意を表せ
  飛行機に空を旋回させて
  雲で文字を書かせろ 「やつは死んだ」と
  鳩の首に喪章のリボンを巻きつけろ
  交通整理のおまわりに黒い手袋をはめさせろ

  やつは俺の北であり南であり東であり西だった
  俺の労働日であり俺の休息日だった
  俺の真昼俺の夜中俺の話俺の歌だった
  俺はそれが永遠に続くのだと勘違いしてたんだ

  もう星はいらないから片付けてくれ
  月も太陽もお払い箱だ
  海を干上がらせ森を坊主にしろ
  もう何もいいことなどないのだから


Funeral Blues By W.H.Auden

  Stop all the clocks, cut off the telephone,
  Prevent the dog from barking with a juicy bone,
  Silence the pianos and with muffled drum
  Bring out the coffin, let the mourners come.

  Let aeroplanes circle moaning overhead
  Scribbling on the sky the message He is Dead.
  Put crepe bows round the white necks of the public doves,
  Let the traffic policemen wear black cotton gloves.

  He was my North, my South, my East and West,
  My working week and my Sunday rest,
  My noon, my midnight, my talk, my song;
  I thought that love would last forever: I was wrong.

  The stars are not wanted now; put out every one,
  Pack up the moon and dismantle the sun,
  Pour away the ocean and sweep up the woods;
  For nothing now can ever come to any good.

以前働いていた会社で上司だったひとは、ウィスキーが好きだった。
飲み会には たいてい遅れて来て、
いつの間にか席に座って、I.W.ハーパーを飲んでいた。

僕が彼に会社を辞めることを伝えたのは、会社の近くのバーでのことだった。
話したいことがあると、グループ席を抜けて、二人で話せる席へ移動すると、
実はさ、俺も話さなきゃいけないことあってさ、と笑っていた。

彼はよく笑う人だったけど、目が笑っているのを見たことがない。
物腰の柔らかさはあったけど、真面目で仕事にきびしい人だった。

会社を辞めることを伝えると、そうかそうか、とうなずいていた。
次に行く会社のことを話すと、絶対合ってるよと喜んでくれた。

彼の話も同じだった。
近いうち会社をやめる、という。
僕はいちデザイナーだったけど、彼は会社の重要なポジションにいたのでびっくりした。

辞める理由を聞くと、少ない言葉で話してくれた。
将来的に自分で会社をやりたいと思っていること。
そのためには、いまよりも経営に深く関わるポジションで仕事をしたいと思っていること。
彼が自分のことを話すのを聞いたのはそれがはじめてのことだったと思う。

僕のことをデザイナーとしてすごく信用していると言ってくれた。
「ただ、性格なのか、会議などで他のディレクターに押し切られる場面を何度かみてきた。
思った通りにやっていいんだよ。それが十分にできると思う。」

そして、真剣な表情でこう言ってくれた。
「もし俺が会社をつくったら、デザイナーとして声をかけるよ。」と。

それが彼との最後の会話だった。
そのあと人づてに何度か転職したことを聞くだけで会うことはなかった。

数年後、彼の訃報を突然聞かされ、
僕はそれからときどき彼との最後の会話のことを思い出している。

もうひとつ、ときどき思い出すエピソードがある。

仕事中、となりに座っていた彼が突然机に飛び乗って、
デスクトップPCの裏にささっているLANケーブルを引っこ抜いた。
何事かとびっくりしたら、重要なメールを誤送信したらしく、
送信した瞬間に気づいてケーブルを引っこ抜いたという。
間に合うわけないじゃん!(もちろん間に合わず送信されていた)

一度、ゆっくり飲みなかったな。
あの頃はウィスキーは飲まなかったけど、最近たまに飲むんですよ。
そういえば、I.W.ハーパーって飲んだことないな。

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江戸東京博物館で太陽の塔の黄金の顔が展示されていたので観に行った。想像以上に大きかった。

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三田製麺のつけ麺をはじめて食べた。スープが麺にからみすぎ!

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THE PHOTO / BOOKS HUB TOKYO 2012』@表参道ヒルズで「あべZINE」を買った。

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銀座の新しいユニクロに行った。
キッズコーナーにプラレールが展示されてて、子供がここに住みたそうな顔してた。

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電気屋なのかポケモンショップなのか判断がつかない。

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きっと満腹になった客がいなかったんだね。

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眼鏡キノコチョコをいただいた。

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二眼レフのファインダー越しにケータイで写真を撮ってみた。

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会社の「カメラ飲み会」というカメラ好きが集まってあまりカメラの話しをしない飲み会に、すごく遅れて、参加した。

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文化庁メディア芸術祭に行った。

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大雪が降ったよ。

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斬新すぎて、なんか正しい持ち方のような気もしてきた。

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渋谷でみつけたいい感じの看板。

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おまわりさん、こいつです。

昨日、TSUTAYAで借りてきたDVDを観終わって、
明日返そうとカバンの中にいれるときに、返却期限を確認したんです。

そしたら、明日だと思っていたら、返却期限当日だったんですよ。
夜中の1時すぎてるんですよ。返しに行くのつらいですよ。さむいし。

なんとか超過料金を払わないで済む方法はないものかと、
2時間考えた結果、すばらしい方法が見つかったので、こっそり教えますね。

1. DVDをTSUTAYAかファミマの返却ボックスに入れます
2. 引っ越します
3. 高めのプリンをコンビニで買います


いやー、高めのプリンがうまいうまい。
後ろめたさや罪悪感も吹き飛びますよ。

やれやれ。もう1月も終わりか。

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二眼レフカメラを買いました。
Flexaretという旧チェコスロバキア製で、もうすぐ還暦になる古いカメラです。

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似顔絵を描いてあげると子供が笑います。
特に面白くはないと思うんですけどね。不思議な生物ですよ、子供。おすすめです。

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無印の福缶で当たった「鳩笛」。一番重いのにしたら、これだった。
実はもう一缶買って、それも「鳩笛」だった。もちろん一番重いのを選んだからさ。

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レゴでスマホ用のスタンドを作った。動画に集中できない。

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後ろの二人の関係性が気になるし、このシェフがいまどこでなにをやっているのか気になる。
山形県の給食センターでセンター長やったりしてるのかな。いいな、センター長。

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話題沸騰のあの「コク」が加わっていました。
コクが加わる前のカレーが食べたいです。

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あぶなすぎんだろう。


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