以前にも書いたんですけど、サントリーオールドのCMが好きなんです。
完璧なんですよ。なにもかもが。

音楽のゆるやかなテンポ。
書かれたんじゃなく、そこに在ったかのような台詞。
計算された演出とカット割り。
絶妙なキャスティング。
商品が出てくるタイミングと印象づけ方。

でも何度も何度も繰り返しみて、ひとつだけ落とし穴をみつけてしまいました。
正確には落とし穴じゃないんです。
僕だったらこうしたいなってことなんです。

まずは、三作を一度みてください。


▲1作目「父の上京」


▲2作目「父の誕生日」


▲3作目「娘の相手」


もうおわかりですね?
わからない?(このダボハゼどもが!

おっと。では説明させていただきますね。

2作目で娘が父親にグラスをプレゼントしてますね。
箱に入っている。数は二つです。
前提としてこの家には母親がいない。父と娘が二人で飲むための数です。


続いて3作目です。
娘の結婚相手が挨拶にきます。
父親の「いやなやつなら一発殴れたのにな」と娘のほっとした表情に涙を流してる場合じゃありません。
最後のシーン。三人でウィスキーを飲んでます。
グラスは3つ。2作目で娘が父にプレゼントしたのと同じものです。

ひとつ増えてるー!!!

実は増えてることが問題ではないんです。
三人が同じグラスを使っていることが問題なんです。

娘と結婚相手が同じグラスを使い、結婚相手にそのグラスを手渡すのは父親。
そして父親だけがふたりとは違うグラスを使っていた方が、父親の寂しさや複雑な心情を表現できるじゃないですか。

二作目で乾杯のときにグラスをぶつけないことで、二人の距離感をみごとに演出した人が、
なぜここに気づかなかったんですか?

ばっきゃろー。撮り直しだ!いますぐ撮り直せ!
こっちはカット割りを覚えるくらい見てんだ。全部、わかっちゃうんだぞ!(最近気づきました)

このシリーズ、続きはあるんだろうか。
僕なら、結婚式のシーンをいっさい使わず、引き出物の袋を脇に置き、
礼服でウィスキーを飲む父親で4作目を撮ります。撮らせろ、サントリー!


ということで、娘がほしいです。
いや、伊藤歩がときどきウチに帰ってきてくれれば、それでいいです。


▼サントリーオールド
http://www.suntory.co.jp/whisky/old/

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